リハビリを行っている方への関わり
(Dさん)
病気により手足に麻痺がでたことからベッド上生活となりましたが、歩くためにリハビリを受ける事になりました。
リハビリでは急に歩く練習などせず、小さい目標を少しずつクリアしていきました。
歩行器や杖を使って自宅内や車まで歩けるようになり、家族と買い物に行って食材を仕入れ、以前の職業でもあった調理を自宅で出来るようになりました。
(Eさん)
足の骨折後介護が必要となってしまいました。家族に迷惑をかけたくなかったため、食事以外は部屋で過ごす時間が多くなってしましましたが、訪問リハビリは積極的に頑張り、少しずつできることが増えてきました。外出の目標が現実になってきた事から、「自分でもできることがあるんだ」と意識が変わり始めました。
それから食事を作るようになったり、洗濯を手伝ったり、遊びに来た子どもや孫達と客間で過ごせるようになりました。
(理学療法士より)
Dさんは、ベッド上の生活から歩けるようになるまでの課題が多くあったため、具体的な目標を立てて関わることで、徐々に歩くことや生活上の目標が明確になり、ご自分で行動を起こすようになりました。今は「歩けるように」から「生活の為に」と意識が変わり始め、就労に向けて日々がんばっています。
Eさんは、お部屋に引きこもりがちでしたが、ご本人の意識を変えて頂くためにあえて旦那様との外出を目標にしてリハビリを行ないました。
最初は心配して見ていた旦那様も、今は安心しているようで、家庭内の雰囲気がケガをする前の頃に戻ってきたようです。
最近は訪問すると、リビングで旦那様とテレビを観てお話ししています。旦那様対して「迷惑をかけたくない」から、「役に立ちたい」、そして「一緒に」と意識が変わってきています。今はお風呂に一人で入る練習中です。今後の目標はご家族との温泉旅行。行ける日を楽しみにしています。