リハビリと看護両面からの関わり
(Fさん)
進行性の神経難病を発症して徐々に体の動きが思うようにならなくなり、日常生活のほとんどに介助が必要となってきています。
言葉も出にくくなり、思い通りに体が動かせない辛さや想いを伝えられない辛さも感じています。リハビリで今一番頑張っているのは〝はい,いいえ〟で想いが家族に伝えられるようになることです。
食事面では食べ物を飲み込む時にムセが出るようになりました。看護師から飲み込みの状態をその都度評価してもらい、一緒に工夫することで、今でも大好きなものを食べて食事を楽しむことができています。
(理学療法士より)
Fさんはご家族に負担をかけたくない思いも強く、動けない体を必死に動かし、話せない言葉を必死に伝えようと頑張られています。
リハビリ場面では、自宅での生活を継続できるようにご家族と一緒に介入できる場面を大事にしています。
(看護師より)
リハビリ担当者と看護担当者が伺う日はバラバラですが、常に情報交換を行い、変化していく病状に対してその都度必要なアプローチを考えながら関わっています。もちろんご本人だけでなく、ご家族の気持ちにも寄り添い、家族への援助も行っています。